こんにちは。パシフィック・イングリッシュです。
保育園や幼稚園、習い事など、就学前の学びの場では「手遊びうた」が多く取り入れられています。みなさんが子どもの頃を思い出しても、就学前はたくさん「おうた」を歌った記憶があるのではないでしょうか?実は手遊び歌には驚くべき効果が期待されているからなんです。
今回は「英語の手遊びうた」で得られる効果と、今すぐおうちで始められるオススメの英語のおうた3選をご紹介します!
英語の手遊び歌から得られる効果① :脳への刺激
お歌に合わせて手や足など体を動かす「手遊びうた」。
まず最初に「脳への刺激」挙げられます。ただ歌いながら指先を動かしているだけ…のように見えますが、歌いながら体を動かしている時間に、子どもは大脳の広い領域を使い、たくさんの刺激を受けているんです!この刺激が脳を活性化させ、脳の成長を促すと言われています。
そして、手遊び歌には様々な動きが取り入れられています。いろんな動きを目で「見て」「覚え」、その動きを「真似」て、リズムに合わせて「再現する」ことで、集中力や表現力アップも期待できます。
英語の手遊び歌から得られる効果② :語学面
脳を活性化させる手遊びうたが「英語」になると、語学面での効果も!
ネイティブの英語の手遊びうたに触れることで、英語を聞き取る能力を養うことができます。そして習得が難しいとされる英語独特のアクセントやイントネーション、リズムなんかを、楽しく口ずさみながら自然に身につけることができるのです。
また、手遊びうたは、同じ言葉やフレーズが繰り返し出てくるものが多いです。何度も聞き、歌いながら繰り返し口ずさむことによって、英語の単語やフレーズを苦労なく定着させることができるのです。
また実際の教育現場で取り入れられている指導法を、知識がなくても取り入れられてしまうのも魅力の1つ。
世界中の外国語教育現場で取り入れられている「TPR(Total Physical Response)」という指導法があります(日本語では「トータル・フィジカル・レスポンス」/「全身反応教授法」)。この「TPR」は「言葉やフレーズを聞いたら、その通りに体を動かす」という指導法。例えば「jump」という言葉をきいたらジャンプする、「Point to the door」と聞いたらドアを指差す、というように、聞こえた言葉を実際に動作に移していくと指導していきます。
そして英語の手遊びうたの中にはこのTPR要素を含んでいるものがたくさん!ただ歌うだけなのに、理論的に効果があると世界中で取り入れられている指導法をご家庭で自然に取り入れられてしまうのです。
それでは、おうちで今からすぐに取り入れられる英語の手遊びうた3選をさっそくご紹介しましょう。
きらきら星:Twinkle Twinkle Little Star
♪きーらーきーらー ひーかーるー♪
日本語でもお馴染みの「きらきら星」は全世界で歌われている童謡の王道。ゆっくりとしたテンポでお馴染みのメロディーは小さいお子さまにもとても歌いやすい1曲です。手や指を動かして、脳の活性化を促すのにピッタリです。
<歌詞>
Twinkle twinkle little star
How I wonder what you are
Up above the world so high
Like a diamond in the sky
Twinkle twinkle little star
How I wonder what you are
<手の動かし方 00:40あたりから>
しあわせなら手をたたこう:
If You’re Happy And You Know It, Clap Your Hands
続いても、日本でお馴染みの童謡「しあわせなら手をたたこう」。英語では「If You’re Happy And You Know It, Clap Your Hands」といいます。
日本語でも「♪しあわせなら手をたたこう♪」のあとに、手をたたきますよね。英語でも是非、手をたたいたり、足踏みしたりと、お歌に出てくる動作をしてみましょう。これはTPR指導法に沿った、全身反応教授法をご家庭で簡単に取り入れられるのでオススメです。
<歌詞>
If you’re happy and you know it, clap your hands.
If you’re happy and you know it, clap your hands.
If you’re happy and you know it, then your face will surely show it.
If you’re happy and you know it, clap your hands.
If you’re happy and you know it, stamp your feet.
If you’re happy and you know it, stamp your feet.
If you’re happy and you know it, then your face will surely show it.
If you’re happy and you know it, stamp your feet.
If you’re happy and you know it, shout ‘’Hurray’’.
If you’re happy and you know it, shout ‘’Hurray’’.
If you’re happy and you know it, then your face will surely show it.
If you’re happy and you know it, shout ‘’Hurray’’.
If you’re happy and you know it, do all three.
If you’re happy and you know it, do all three.
If you’re happy and you know it, then your face will surely show it.
If you’re happy and you know it, do all three.
「If you’re happy and you know it」〜 に続くアクションは「Nod your head(=うなずく)」や「Turn Around(=振り向く)」、「Say ”We are”(=’’We are’’と言う)」など、いろんなバージョンがあります。毎回動作を変えてみても楽しいですよ♪
あたま、かた、ひざ、あし:Head, Shoulders knee and toes
最後にご紹介するのは英会話学校などでよく歌われるからだの遊びうた「あたま、かた、ひざ、あし」(英語:Head, Shoulders Knee And Toes)。体の部位を触りながら歌うことによって、自然に英単語を覚えられます。
Head, shoulders, knees and toes,
Knees and toes.
Head, shoulders, knees and toes,
Knees and toes.
And eyes and, ears and, mouth and nose.
Head, shoulders, knees and toes,
Knees and toes.
英語の手遊び歌をご自宅で取り入れる時のポイント
英語に親しむ時間は、短い時間でも毎日少しずつ持つ方が語学の習得には効果的です。
例えば、お風呂に入る前や後、ご飯を食べる前など日々の生活習慣の中に15分〜30分ほど組み込んでしまうと、お子さまにとってもごく日常的な生活の一部として定着していきます。生活の一部になってしまえばしめたもの!日々の生活の中から苦労なく英語脳を育てていくことが可能になるのです。
「小さい時から英語に親しんで欲しい」「英語に強い子になってもらいたい」というお気持ちから、おうちで英語の遊びうたを取り入れたいとお考えの親御さまは多いかと思います。
ポイントは、なんといっても楽しむこと。
もし、お子さまがお気に入りのおうたばかり聞きたがるのであれば、飽きるまで聞かせてあげてもいいと思います。「面白い」「楽しい」「好き」という気持ちが、英語を伸ばす大きなモチベーションになるはず。
まずは「英語のおうた3曲」の習慣を1日15分から始めてみてはいかがでしょうか?
著者:みっちー
コメント